中国政治の特徴
>>>中国政治についてもっと知りたい方はこちら<<<
中華人民共和国は共産党が指導する国家である。憲法では「労働者が指導する、労農同盟を基礎とする人民民主独裁の社会主義国家(憲法第1条)」であり、「国家の全ての権力は人民に属し、人民は中国人民代表会議を通じて国家権力を行使する」と定められている。現在の中国の政治の仕組は1982年に制定された憲法に基づいている。
中国の政治の仕組の特徴を簡単に言うと、国家の代表である国家主席の下に国務院と全人代常務委員会、中央軍事員会があり、それらの機関の委員はすべて中国の国会・議会である全国人民代表大会(全人代)から選出される形になる。
まず国務院(中央人民政府)は中国の行政を担っている。ここが最高国家権力の執行機関であり、総理、複数の副総理、国務委員、各部部長、各委員会主任、審計(会計検査)長と秘書長で構成されている。国務院は全人代に責任を負い、全人代が閉会されている時には全人代常務委員会に責任を負う。
また、全人代常務委員会は日本の内閣にあたるシステムであり、総理・副総理・国務委員・秘書長で構成されるのが特徴。総理は国家主席の指名で全人代が任命する。副総理以下の役職は総理の指名によって全人代が任命する。全人代常務委員会は一般的な行政の執行、行政規則制定、議案を全人代や全人代常務委員会に提出、条約の締結などを行う。
中国の国会・議会である全国人民代表大会(全人代)の委員は省、自治区、直轄地、軍隊から選出から選出される。全人代は国家の最高権力機関とされ、常設機関として全人代常務委員会がある。
>>>中国政治についてもっと知りたい方はこちら<<<